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 jnudev > プロポーザル > Gnutellaの経済学
ここでは、gPulpで出されたプロポーザル及び、Jnutellaが独自に出した、今後出していくプロポーザルを記載していく。
interviewgPulpで出されたプロポーザルの翻訳はカワサキが主に行った.不具合はカワサキまで
カワサキ
kawasaki@jnutella.org

XXXXxxxxx.
Gnutellaの経済学
作者: ベン・ヒューストン…(電子メール, web ページ)
日付: 2000年9月24日
訳者:カワサキ kawasaki@jnutella.org

原文はこちら


これは、まさにGnutellaにある資源価値に関する事実の積み重ねです.これはより一層研究を行うためのものであり、本来終わりである何かより理論上のベースのものです..


供給と需要

経済学の理解に役立つ概念
  • グッズ -- 個人が生産でき、且つ他の個人が消費できる日常品のこと(例えば MP3ファイルとか、 AVIファイルとか)
  • 需要 -- 特定のグッズを欲しがるユーザーの数(例えば、特定の曲のMP3ファイルとか)
  • 供給 -- 特定のグッズを持っているユーザーの数
  • 価値=需要/供給 -- コミュニティへのグッズの特定の場合での価値は、ネットワークにおけるグッズの供給で、グッズの需要を割ったものとなります.
  • 市場均衡 -- 自由取引市場経済では、(GnutellaやNapsterが似ているものだ)需要は供給と同時に同じ値になるべきであるとされています.

力学を理解する ネットワーク経済における供給と需要

図1: 需要が一定に保たれている場合のグッズの特定の例における価値の減少

value vs. supply

図2: ネットワーク経済においては、時間経過と共に直線的に供給は増加しません

supply vs. time

図3: 時間が経過し、需要が一定に保たれている場合の、グッズの特定の例における価値の減少

value vs.t time

上にあるグラフは、ネットワーク経済において、複製可能なグッズの価値指数関数的に落ちることを示しています -- これは、1回の音楽の権利に対して課金を行おうとしているレコード会社にとってはよい前兆です.

私は、プロモーションとユーザーの満足度を高めるために多くの付加価値を統合する標準化された1回限りの音楽配信システムを提供することに、音楽業界が集中すると考えています.この1回限りの音楽配信システムは、定期購読モデルによって運営されるべきです--なぜなら、このシステムを使う全体のコストは、NapsterやGnutellaを通じて音楽ファイルを手に入れるよりも、実際により安くなって、より便利になるからです.

限られたリソースの配分


各々のクライアントは、固定された、又は限定されたリソースしか持っていません.グッズとは異なり、これらのリソースは注意深く配分されなくてはなりません.これはクライアントの目的を最大化するために必要なのです.
  • 入ってくる帯域幅 (Incoming Bandwidth) -- 入ってくる情報のための帯域幅.バイト/秒で測定.
  • 出て行く帯域幅 (Outgoing Bandwidth) -- 出て行く情報のための帯域幅.バイト/秒で測定.
  • ストレージのスペース -- グッズを保存しておくために必要となるストレージのスペースの量(例えばファイルとか).バイトで測定.
  • CPUサイクル -- プロセッサの利用可能な時間の量.サイクル/秒で測定

限定されたリソースへのプレッシャーを理解する.


入ってくる帯域幅 (Incoming Bandwidth)
 

ここに入ってくる帯域に関して3つの主なプレッシャーがあります.1つ目は、ネットワークでのPeerへの接続を維持するために消費される帯域です.これは、検索、検索結果、Pingを受け取るコストを含んでいます.2つめのプレッシャーは、入ってくるグッズ、ダウンロードとして知られているほかのものからの、現在の移動(transfer)です.そして最後に、帯域を必要とするホストコンピューター上で走っているGnutellaクライアントへの外部プロセスの可能性をディスカウントできないことです.

以下のような形式化を思いつきました.
Incoming Bandwidth

入ってくるPeerの接続

入ってくるpeerへの接続は、送り手と受け手の両方の最小限の利用可能な帯域幅によって制限されます.入ってくるpeerへの接続のトラフィックは、主に、大半のクライアントがpingとpingの返信を行っていないという検索と、その検索結果なのです.

Incoming Peer

入ってくるグッズ

グッズの移動もまた、グッズの送り手と受け手の最小限の利用可能な帯域幅によって制限されます.

Incoming Goods


出て行く帯域幅 (Outgoing Bandwidth)

出て行く帯域幅での3つの主なプレッシャーは、入ってくる帯域幅と似ています.

私が開発した形式化はこのようなものです:

Outgoing Bandwidth

出て行くPeerの接続

前述した入ってくるpeerの接続のように、出て行くpeerの接続にも同じ制限が当てはまります.

Outgoing Goods

出て行くグッズにも、前述した入ってくるグッズと同じような制限が当てはまります.

 

ストレージのスペース

ストレージスペースは、欲しいときにアクセスすることで、ローカルに保存しておくことができるグッズの量を制限します.これは、必ずしも遠く離れたグッズを、必要に応じて消費する能力を制限するとは限りません.しかし、こういったグッズを入手する能力は低まり、必ずアクセスできるとは限らなくなります.

Storage

 

CPUサイクル

Gnutellaのクライアントでは、CPUの制限を原因として十分な負担が確保できません.分散型システムを使うことで、このケースはなくなるかもしれません.


リソース配分の戦略

リソース配分のメソッドを確定し始めるために、我々が何を達成しなくてはならないかを、最初に確定しなくてはなりません.ユーザーが欲しいときに、ユーザーが求めているどんなグッズでも手に入れられるようにすることに挑戦することを私は提案します.
そしてその時に、いったん我々が、ユーザーを完全に満足させるというゴールを達成すると、次に我々はこのことを行うために必要となるリソースのコストを最小限にすることを求めるはずです.

ユーザーの振る舞いについてのシンプルなモデル

ユーザーのニーズをかなえはじめるために、我々はユーザーの振る舞いというモデルを持って始めなくてはならないでしょう.話を単純に始めるために、ユーザーが特定の変わることの無いテイストを持っていると仮定します.彼の又は彼女のテイストは、音楽の決まったセットの流通であると、我々が知っているとも仮定します:

userpref

ストレージスペースの配分

もしすべてのローカルのストレージが、ユーザーがいつか消費をしたくなるすべてのグッズのサイズよりもより大きければ(例えば、ユーザーが再生したいと思っているすべての音楽を保存するために十分なディスクスペースがある等)、そのときには、ストレージスペースの配分に対する決断は無いわけです.

maxlocal

このモデルは、すべてのファイルが、等しくコミュニティから回復できると仮定しています.実際には、幾つかのファイルは復活させるためのがもっと高価で/難しいものになり、こうして、これらのファイルがもっとローカルにキャッシュされるべきなのです.

 

帯域幅の配分

帯域幅の配分がまっすぐ前方にありません. ある個人が各個人ができるだけ少ししか与えていない間に、ネットワークから同じくらいたくさん抜き取るのを試みる利己的なモデルを仮定するならば、戦略は以下の通りです:

  • 出て行くグッズのトランスファー、及び結果を反映する可能性のある損傷への検索の伝達のためのすべての外向けの帯域幅を分配します.
  • すべての入って来る帯域幅を入って来る検索の可能な損傷へのグッズの返された結果と入って来る転送に割り当てます.

通貨のメカニズム又は、相互の関係性のマネジメントが実行されるまでは、帯域のこの貪欲な配分が最適な配分です..

 

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