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Napsterから得られる教訓・(1.01.01.02.22)

この文書は、2001年2月14日〜16日にサンフランシスコで開催されたオライリーP2P会議(O'Reilly P2P conference) でClay Shirky氏の講演内容が掲載されたO'Reillyの記事を翻訳したものです。
カワサキ ( kawasaki@jnutella.org ) ,こば (koba@jnutella.org)



原文: http://www.openp2p.com/pub/a/p2p/2001/02/15/lessons.html
「RIAAに干渉するな」というもの以外に、我々はNapsterから学ぶことはできるだろうか?

このスピーカーでもあり、P2Pに深い造詣を持つClay Shirkyは、The Accelerator Groupのパートナーでもあり、彼はNapsterから得られる4つのレッスンを与えてくれた.これは水曜日にサンフランシスコで行われたオライリーのP2Pカンファレンスでの彼のキーノートスピーチだ.Shirkyはほとんど開発者から構成された聴衆に話しかけて、知的財産権の問題については避けた.

教訓その1は、Napsterは完全には分散ではなかったが、P2Pのアプリケーションとしては「十分に分散」だったことだ.実際、それが中心を持つ(集中した)場所は、「非常に経験豊富なビジネス上の振る舞いをした」ことが判明している.

「あなたが好きではない音楽を持つユーザーのデータベースを維持するのはハッピーじゃないだろう」Shirkyは詰め掛けた1000人近い徴収に語った.これらの大半は技術者である.ユーザーが喜んで資源を利用している音楽と人々のりストを維持するということをユーザーがフォーカスできるマスターのデータベースを、Napsterの集中化が扱っている.

Napsterの仕組みを使うためにNapsterの技術を非難している「peerier than thou」をShirkyは非難した.「誰が仲間で、誰が敵かなどというテストを行うのではなく、むしろ我々は目的を共有できる人間と行動を共にするべきなのだ.分散の力の方向性を考え、ユーザーの手にそれをゆだねている誰もが...私と目標を共有できる」

ジョン・フォン・ノイマンからアルフレッド・E・ニューマンへ
Shirky氏のNapsterからの教訓その2は、もしシステムが本当にユーザーがやりたい何かができるだけの力を与えるならば、酷いインターフェイスでもユーザーがシステムに入ってくるということだ.Napsterのインファーフェイスは、ウェブインターフェイスのデザインのお約束のルールから見るに酷いものだが、インターネット上でファイルをまかなうために必要なタスクを飛躍的に全体のシステムとして簡単にしたのだ.

Napsterは人の所有するドメインネームサーバーをセットアップするために、通 り抜けなくてはならないいくつものステップを消し去ったのだ.Apacheのコンフィグレーションファイルの設定やら(「a travesty of user hostility」)、許可を与えなくてはならないパーミッションを持つユーザー数を設定したり(レジストラ)、あなたがお金を支払ったり、所属したり(例えばISPとか)といった作業がこれらのステップには含まれる.

「もし、ファイルが音楽ファイルで、他の誰も巻き込まずに、そのファイルを5分で与えることができるなら」、Napsterとその亜種に感謝したほうが良い.

Napsterは、あなたがインターネットに貢献できるネームスペースの問題を簡単にし、更に単純化は重要なものとなるだろう.
「昔、平均のコンピューターはジョン・フォン・ノイマンの範囲の中にあり;今は、アルフレッドE.ニューマンの範囲の中にあり、これは変わりそうもない.これが我々の世界だ.」

破壊の愉しみと危険
3つ目の教訓は、我々は、メインフレームの管理下で、個人ユーザーがPCを職場に持ち込み始めた、1980年代初頭に起こった破壊の繰り返しを目撃していることだ.メインフレーム管理者は、特別 のトレーニングを受けた人々だけがコントロールレベルを持っているべきであると思っており、20タイプのデスクトップの管理方法を学習するのを望んでいたわけではなかった.今日も同様であり、人々はピア・ツー・ピアのアプリケーションをネットワーク管理者のもとに持ち込んでいる.人々は封鎖への迂回路としてP2Pを見ているのだ.

4つ目の教訓、最後になるが、ドメイン・ネーム・システムの下では、所有するネームスペースを作り出すタスクは大変重荷になるため、NapsterやICQやAOLインスタント・メッセンジャーのようなサービスは、個人ユーザー自身のネームスペースを提供するところに踏み込んでいる.しかし、宇宙はDNSより既にはるかに大きく、はるかにもっと急速に成長している.Shirky氏は、使いやすさを得る時に、私たちは小国分割の危険があると指摘している.

「他の何であれ、そのことを考えるにしても、相互運用性について考慮しなければならない。まだ、標準について考えてはいけない」

最後に彼は、Sunの名前に触れることなく、ネットワークこそがコンピュータである(The Network is the Computer)というSunの格言に対して彼は敬意を払った.「その代わり、彼はIBMの創立者Thomas Watsonによってよく言及された間違った予想に話題を変えた、しかし今回は捩れている」

「50年前に、トーマス・ワトソンは、おそらく5台のコンピューターしか世界には需要がないと推測しました.我々は、その数が間違っていたことを今知っている.彼は4個も過大評価した」


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