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IDFを巡る一考察(00/8/29)

Aug 2000
(8/29) jnutella.news(8/29日号より) 購読はこのページ右下でお願い致します。

[opinion]IDFを巡る一考察
http://www.jnutella.org/onthtml/ (Jnutella.org 「一般」掲示板)

先日IDF(Intel Developers Forum)が終了して、世間では少しずつ P2Pに関する関心が高まってきているのを感じる今日この頃です。
Intelの戦略に関して、以下のような記事があります。

後藤弘茂のWeekly海外ニュース
なぜIntelがピアツーピア? それは、CPUパワーが欲しくなるから
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/20000828/kaigai01.htm

これによるとIntelはPentium4を売るためにP2Pを担ぎ出してきてい るのであって、そのワーキンググループである、Peer-to-peer wor king groupもIntel主導で物事が決まってしまい、その方向性が一 企業によって左右されるのはよろしくないとの批評でした。 (間違っていれば修正願います)

私の意見としては。それは半分当たっていて半分外れていると思い ます。WorkingGroupの設立に関して、Intelの役割が大きかったと 思います。

こういうグループは、「よいしょっ!」と一気に作り上げていかな ければ設立されないからで、やはり多くのグループで切磋琢磨する ことによって技術の向上が行われると考えるからこそ、WorkingGro upは必要だと思うわけです。

個人的には、IntelのPentiumが売れるための戦略としてP2Pを持ち 出してきたことが前面に出て「企業の戦略の一環として云々」とい うことは見てません。それが悪いとは思えません。 別に企業として利益を上げることは当然の行為であると。 ただその結果、手段はどうあれ世間一般の人たちのP2Pに対する認 知というものは非常に高まったということです。これは良いことで しょう。

技術者の方々にとっても、自分たちの研究の1つとしてP2Pを利用し た分散コンピューティングがあるんだみたいな可能性を見出す1つ のマイルストーンとなったという点では私は評価をしていますし、 いろいろと協力できたらと思っております。

ただ、誤解無きように断っておきますと、脱共通プロトコルを行い、 つまりクローズド・アーキテクチャ、独自の路線で、すべてを行っ ていくという方針が行われるようであればそれは大問題であり、厳 罰に値するものだということはいうまでもありません。

あくまで「すべての人が参加可能な、開かれたP2Pワーキンググル ープ」というものにしていって欲しいし、そこには色々なお手伝い もしたいということです。

私がJnutella.orgでやりたいことは、Rewire the internet、つま りインターネットをP2Pによって再接続することです。そのために P2P技術を使った分散コンピューティングみたいなものをこのコミ ュニティから、そして参加してくださっている皆様からの技術的 な提言、ビジネス戦略的な提言をうけ、そしてその実現をこのコミ ュニティとしてしていきたいと思っています。 まぁ、夢だけはでかいのですが(笑)

分散コンピューティングという概念がでてきてからもう20年くらい 経つそうですが、今、色々な紆余曲折を経てその実現可能性が高ま ってきていると感じていて、そこに色々首を突っ込んでいければと 思っておりますです。

乱文長文で申し訳ないです。

カワサキ
kawasaki@jnutella.org

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