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| ● コラムコーナー ● |
2003年05月28日 18:36:57 更新 |
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P2P Conferenceから得られたビジネスモデルへの一考察
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First Post :: 2001/03/01 (Thu) 00:26:08
Last Updated :: 2001/03/19 (Mon) 04:57:04
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川崎ゆういち
kawasaki@jnutella.org
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分散コンピューティングのビジネスモデルを考えている企業の多くはこの問題の根本的な解決方法を見出していない.私は分散コンピューティングをビジネスモデルとする企業はその対象として、2つの方向性を持つと考えている.
1つは非営利組織でユーザーに夢を提供する方向性を持つ団体に対しての方向性、もう1つは完全な営利企業に対してそれを提供する方向性だ.前者は、例えば宇宙人を探すであるとか、エイズのウイルスの研究をするであるとか、そういうロマンや人類の立ち向かわなければならない問題等を解決しようとしているものに対して、ソリューションを提供しようとするものだ.後者は、例えばボーイングの羽の設計のために膨大な計算処理が必要であるとか、金融商品の価格を決定するために、チップの設計をするために、といったものだ.この割合は90:10程度のモノなのではないかと考えている.
確かに企業を対象とした分散コンピューティングのマーケット、ニーズともあることは認めよう.ただ、その際にはユーザーに対してどれだけのインセンティブを与えることができるのが、凡才である私にはそれが見えない.だからこそこのビジネスモデルに懐疑的にならざるを得ないのである.
次にコラボレーションに関してであるが、これが分散である必要性がイマイチ見えない.つまり、Notesのシステムを作るときに、C/Sのシステムで何処がいけないのだと思うわけだ.やっていることが、現状のシステム上で可能であるならばそれを何故にP2Pでやる必要があるのか、その具体的なデータ、動機が無いと私は納得できない.
以上のことから、私はP2Pにおけるメインストリームであるこれらの企業群の持つビジネスモデルはまだまだ未成熟であると考えている.
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